デザイナー。

あっちゃん。

2008年03月08日 21:45



ゲオで見つけて思わず買ってしまいました。
一条ゆかりのマンガ、「デザイナー」です。
懐かしい~~~

子供の頃「りぼん」の愛読者だったわたしは
特に一条ゆかり先生のファンでこのマンガは夢中になって読みました。
発売日が待ち遠しく、次の一ヶ月までそれこそセリフを暗記するぐらい読んだっけ。

中古で250円。
読み始めると、そうそうそう、こんな展開だった!

主人公の亜美はトップモデル。
孤児だった彼女はある日自分の母親がデザイナーの鳳麗華だと知ってショックを受け
事故にあって足が動かなくなってしまう。
自分の母親への復讐を誓い、自らもデザイナーとして母親の追い落としを計る
と言うストーリー。

その中で愛した男性が実は自分の父親だった、
次に愛したのが自分の双子の弟だった、
亜美に片思いするのがくるくる巻き毛のカメラマン土屋明、
その明に恋するモデル仲間のアリサ。
たった一ヶ月で世界中のプロに特訓を受け、デザイナーとしてデビュー。

とまあ、少女のツボをがっちり抑えた昼メロ的ストーリー展開で、
(実際、昼ドラにもなったそうですね)
わくわくどきどきしながら読んだっけ。
今読み返してみると、
ありえ~ん!って笑っちゃうんだけど。

その頃、多感な少女時代を送っていたわたしは
なんだか理由は忘れちゃったけど死にたい気持ちがあって
時々自殺を考えていたんだけど
デザイナーの連載が終わってから死のう、と。
終わる頃にはまたりぼんで別の連載が始まって
気が付いたら自殺するタイミングを失ってしまい、
いつの間にか誰でもありがちな危険な少女時代は終わっていました。

もちろん、実際に死ぬなんてこと、できたはずもないけど、
もしかしたら「デザイナー」は私の命の恩人(恩マンガ?)だったのかも。

あの時死んでいたら今の自分も長男も次男もこの世にいなかったんだ。
ありがとう、一条先生、
ありがとう、デザイナー、
ありがとう、りぼん!

再びめぐり合えたこのマンガ、大事にします。