布団の販売。

あっちゃん。

2004年02月14日 17:12

朝から玄関が賑やかい。
とても元気なお客さんが来ているらしい。
「ぜひお越しください!」
わたしは普段二階にいるので、出るのは母です。
なんでも、近所のSさんのうちを借りて、
色々いいモノをくれるんだって。
なんだか、あ.や.し.い...
わたしは午前中仕事だったので、そのまま出かけていったが、母は何かもらえると言うのでいそいそと出かけて行ったらしい。

大体母は「何かもらえる」と言うのに非常に弱い。
○ニューだの、エ○○○だの、月に何回かお話を聞きに行ってはもらってくる。
もらうだけならいいけど必ず何か買ってくる。
「わたしは高いものは買や、しないよ」
と言っても今までに、布団、空気清浄機、浄水器、
泡次郎(お風呂に入れるヤツ)不思議なお皿、腰痛が治るバンド、結構高額なものも長い年月には買っている。

言っても無駄なのでまあ自分のお金だから
いいか、と諦めている。

仕事を終えて、お昼に帰ってきたら母はまだ帰っていないようだ。
帰ってきたのはお昼過ぎ。
話を聞くとこうだ。

近所の人が5人集まったんだけど、あげますあげますと言いながら、なかなかくれない。
そのうち、上の団地の人も来ますからもうすこし待ってくださいと。
後一分後一分と言いながら少しずつ色んなものをくれて、最後にすごくいいものをあげます、と。
「このお布団を買った人に。」
目の前にお米だの、持ち運ぶためのカートまで用意してあって、
「このお布団が欲しい人!」
思わず手を揚げる母。
「では買いたいと思う人はこのパンフレットをどうぞ」
そこで母は手を引っ込めると、
「こちらのドアからお帰りください。」
途中でみんな家族が迎えに来たり、
中には
「何か売るんじゃないですか?
なんか怪しいからわたし帰ります!」
と叫んで帰った人もいるみたいだ。

結局、お向かいの80過ぎのオバサンは
買うと言って色々もらい、帰って息子に叱られて
全部返したそうだ。
(息子が休みでよかったよ〜)
最後に残ったのはその人ともう一人だが、どうなったことやら。

そういえば、と母は言う。
前にもあったのよ。
前のときは解約すると言ったらもらったもの全部買い取れと言われて、
2万近く払っていいにしてもらった人がいたんだって。
その時は警察まで来て大騒ぎになったそうだ。

しかしなんで母はわかっていて出かけていくかな〜
わたしには時間がないので、○○○ェ○や、○ッ○ー○ェ○のお誘いが来ても絶対行かないんだけど。
年取って時間を持て余すようになるとついつい出かけちゃうのかしら。
最後には閉じ込めて契約を迫られた、と言う話も聞くし。

でも悲しいのは何でお年寄り相手にそういう商売しか出来ないかなあ〜?
あなたたちのお母さんが相手と思っても高額のお布団が売れる?(20万だって)
勧誘に来た若いかわいい女の子の顔を思い出し、
ため息〜
のわたしです。
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